2020-01-01から1年間の記事一覧

死にざま 生きざま 

作家、司馬遼太郎が「カネを積まれても使いたくない言葉」として「生きざま」をあげていたと何かで読んだことがあります。また、内舘牧子さんは「ざま」は醜い様子や状態を見下げたり、いやしめたりする言葉だと考えていたが、1998年刊の広辞苑にこの「生き…

ネズミの運動会 

近頃、その運動会の騒音を聞くこともなく、話題になることもないのが、ネズミの運動会です。ネズミの運動会は、恐らくご年配の方にはなじみがあって、懐かしさを覚えるかもしれません。昔は天井裏を会場(グラウンド?)にして、多くの家でネズミの運動会が…

紅葉の楽しみ 

ネットでは秋の風物詩の順位(人気の順位?)が表示されています。 1位 紅葉 2位 サンマ 3位 運動会 4位 栗 5位 文化祭 6位 松茸 7位 赤とんぼ 8位 さつまいも 9位 木枯らし 10位 カキ と続きますが、きりがないので、ここまでにしておきます。 さて、紅葉が…

目薬と一味唐辛子

いかりじろうは整理整頓が苦手です。整理整頓の上手な方を見るとうらやましくなります。整理整頓が下手なのは、本人の心がけが悪いのか、本人の元々の性格なのか、育った環境の影響なのかはわかりませんが・・。例えば自分のテーブルを見ると、テーブルの上…

エルニーニョ

エルニーニョと言う言葉は日本の気象用語としてすっかり定着して、毎年主に夏冬の寒暖の予想などに使われています。エルニーニョの反対のラニーニャと言う言葉も最近は珍しくなくなりました。気象庁のHPを覗くと、エルニーニョとラニーニャについての解説が…

擦半(すりばん)

現在は火事が発生すれば、サイレンが鳴ります。しかし、昔は半鐘が打ち鳴らされました。都会では昔(戦前から)サイレンでしたが消防車のサイレンは手回しで、消防車の助手席立っている人が左手でしっかり車に掴まり、右手でサイレンを回していました。今や…

眼鏡美人

いかりじろうの勝手な好みを言えば、昔から、つまり若い時から眼鏡をかけた女性は好きでした。勿論、眼鏡をかけていなければダメと言う意味ではなく、眼鏡をかけていても素敵な人は素敵、と言う意味です。 しかし、かつて女性が眼鏡をかける事には偏見があり…

マスク美人

いかりじろうは以前、腰を痛めた関係で、最近は身体の調整のために、週に1回午前中だけですが、リハビリに通っています。コロナ騒ぎの最中なので、職員も来訪者も、全員マスクをしています。その施設は柔道整復師などの一部の専門職以外は殆どが女性の方です…

今川焼き

今川焼きというのは皆様ご存知、小麦粉と餡を型に入れて焼いた大衆的なお菓子です。名前の由来は江戸時代中期の安永年間(1772~1780)江戸市内にかつて存在した竜閑川(戦後埋め立てられて現在は橋の名前が地名に残っておりJR神田駅近くの今川橋もその…

早急の運命

早急か早急かこれでは何のことか分かりません。仮名で書くと「さっきゅう」と「そうきゅう」となります。昔は「さっきゅう」が正解でしたが、戦後少しづつ「そうきゅう」と読む人が増え、現在では辞書にも「そうきゅう」とも読むと記されています。 先日、水…

夏の風物詩 雷

雷の季節が近づいて来ました。子供の頃、夏、自然豊かな田舎の川で遊んでいると、やがて夕方近く、山に雲がかかり、ピカッと稲光が光り始めると、子供達は一斉に川遊びを止めて家路につきます。夏の夕方には同じような光景が毎日繰り返される時代があったよ…

小判泥棒

まだ東京に住んでいた頃(昔)の話しです。当時、住んでいたのは、東京都目黒区駒場、東大の教養部の近く、電車だと、井の頭線の駒場東大駅から歩いて間もないところです。そこは、ある家の離れで母屋は通りに面しており、風呂で裏の離れと繫がっているとい…

夏の花、夏の女

夏の花といえば、朝顔です。 6月頃から咲き始めて、ほぼ白い色から、鮮やかな紫、赤紫、更には花を縁取る、あるいは放射状の筋が走るなど、様々な模様と相まって、いかにも日本の夏の彩りとして、他に変わるべきものがありません。 朝はキレイに咲いて、や…

紙芝居

子供の頃の思い出で、紙芝居を見る値段(紙芝居のおじさんが売るお菓子などの値段)は、戦前、戦中は銭単位、戦後はインフレで物価はどんどん上がりますが1 円~5円、そして10円と高騰したことだろうと思います。紙芝居が一般的に見ることが出来た時代の…

粉もん

「粉もん」と云えば大阪が本場(?)ですが、粉もんの範囲は広く、お好み焼き、たこ焼きから、ウドン、ソバ果てはパンケーキ、クレープ、タコスまで含まれるそうです。勿論、全国各地にはそれぞれ独特の特長のある「粉もん」がありますが、ここでは大阪のお…

人生二毛作

先日、たまたま梅雨の雨の中、出掛ける用事があったの、雨でなければ、得意の(?)電動アシスト自転車で行くところをタクシーを呼びました。 運転手さんはかなり年配の方なので、物好き且つ好奇心旺盛ないかりじろうは「運転手さんは相当のベテランですか?…

伊予の早曲がり

「伊予の早曲がり」と聞いても伊予(愛媛)出身の方以外は何の事か分からないでしょう! いかりじろうも初めは何の事だか分りませんでした。 ところが更に、名古屋走り、松本ルール、山梨ルール、播磨道交法といろいろ出てくると、車に乗る皆様はピンと来る…

咬合力

咬合力と言っても、ピンとくる方は少ないのではないでしょうか?! 咬合力とは、ものを食べる時の咬む力、つまり、顎の力です。 何故、咬合力などと言う、聞きなれない言葉を言い出したかと言うと、いかりじろうは歯医者で予てから、顎の力が非常に強いので…

風雲急を告げる

「風雲急を告げる」と言う言葉は、滅多に使うことがありませんが、この度の新型コロナの騒ぎは、まさに「風雲急を告げる」と言う表現にふさわしい事態です。 「風雲急を告げる」は辞書で見ると「情勢が不穏で、大変動が起こりそうな状態であるのこと」と あ…

箸置き

箸置きと言えば、居酒屋で割り箸の袋を折って、箸置きを作る経験は、多くの方がお持ちだろうと思います。 箸置きの話しの、きっかけは、ある小料理屋へ行ったことを思い出したからです。そのお店へは以前時々行きましたが、行くと先ず、可愛い箸置きと箸が出…

蒙古斑

モンゴルといえば現在の我国では相撲、モンゴル出身のお相撲さんが相撲界を席巻しています。歴史的にはチンギス・カンから始まるモンゴルのヨーロッパ侵攻。圧倒的な軍事力、行動力は馬と一体化したモンゴル軍の力です。モンゴルの兵士は馬の血を啜りながら…

凡人の生き方

現在は実力主義の時代だそうである。実力と云うほどの能力のない我々凡人にとってはつらい時代である。 N氏はある小企業に勤めるサラリーマン、年齢は50代半ば、体形はでっぷりとした立派な重役タイプ、肩書きは営業部長である。N氏は高卒でその会社の創業者…

先日、俳句関連の本を読んでいたら「行く春を近江の人と惜しみける 芭蕉」という句がありました。 日本人なら誰にとっても心地よい季節である春秋の「春惜しむ、秋惜しむ」という季語はあるそうですが「夏惜しむ、冬惜しむ」という季語はないそうです。 江戸…

母を訪ねて三千里

母を訪ねて三千里は、イタリアの作家、エドモンド・デ・アミーチス原作の物語で、イタリア ジェノヴァ出身の9歳の少年、マルコが出稼ぎに行ったまま音信不通の母を探しに大西洋を渡り、はるか南米アルゼンチンまで訪ねて、再会する話しですが、その辺りは、…

炊き込みご飯

日本の食事は永年、米飯が主食、そして一汁一菜という構成でした。 江戸時代以来、白米のご飯は憧れの的で、日露戦争の時などは兵隊に行けば「白い飯が食える」という憧れも強かったようです。 しかし、白米中心の食事の結果、脚気にかかる兵士が続出、敵の…

自転車操業

いかりじろうも自転車の愛好者です。 住んでいるのは神戸の西のはずれに近く、海岸から直線距離で3km、標高おおよそ100m前後の、山と言うか丘と言うか、頂上付近です。 海岸から3kmで標高100mですから、海岸からいきなり、かなりの急勾配を登ることに…

適当

昨年、梅雨時でしたが、1週間ほど、入院しました 入院と言っても幸い(?)家からは病院が見え、病室からは自分の住まいが見えるという近いところで、同じ町内です。 それはともかく、入院して2~3日したころ、看護師さんから「適当と言う、お話しが多いです…

折り紙

気象庁によると、日本の一部は梅雨入りしていますが、全国的な梅雨入りも、遠くないものとおもわれます。 梅雨は鬱陶しい季節ですが、植物、特に草花が色も形も様々な花を咲かせ始める季節です。 さて、既に過ぎてしまいましたが、5月の連休に見た生け花の話…

帚木(ははきぎ)

今年(2020)は源氏物語が歴史的に確認されてから丁度?1012年だそうです。 源氏物語は世界最古の小説、日本が世界に誇る文化遺産ですが、余りに長大でいかりじろうは粗筋を解説した本しか読んだことがありません。 と云うわけで源氏物語を余り身近に感じた…

肩叩き

「母さん、お肩を叩き!タントン タントン タントン お縁側には日がいっぱい タントンタントンタントントン。」誰でも知っている童謡「肩叩き」です。作詞は西条八十そして10は中山晋平。沢山のヒット歌謡曲(誰か故郷を思わざる、越後獅子の歌、青い山脈等々…