「母さん、お肩を叩き!タントン タントン タントン お縁側には日がいっぱい タントンタントンタントントン。」誰でも知っている童謡「肩叩き」です。作詞は西条八十そして10は中山晋平。沢山のヒット歌謡曲(誰か故郷を思わざる、越後獅子の歌、青い山脈等々)を作詞した西条八十の「肩叩き」です。
西条八十の母親は姑が厳しかったこともあって大変苦労をしたので、西条八十は母親の苦労を思い、母親の肩叩きをしていたそうです。
今、肩叩きをしている子供さん。年配となって、及ばずながら、肩叩きを始めたお父さん?とは言っても、核家族化と肩を叩いたり、揉んだりする家庭用の機械もたくさんあり、今は、お母さんの肩を叩くチャンスはあまりないかも知れません。古い歌ではありますが、母と子の自然な情愛がにじみ出たような、素晴らしい歌、そして、懐かしい歌です。
さて、残念ながらいかりじろうがこの歌で、思い出すのは残念ながら 楽しくない思い出です。それは、いかりじろうが子供(小学校3年生?)の頃、ある時たまたま、叔母(母の姉)に肩叩きを頼まれたことがありました。そこで数は忘れましたが、肩を叩く数を約束して肩叩きを始めました。 こちらは、叩く方なので当然のことながら間違えないように、正確に数えな がら叩きます。やがて、その数に来たので「もう終わったよ」と言うと、叔母は突然怒り出しました。 「まだ、そんな数じゃないよ!」「ウソを言ってはいけないよ!」叔母の剣幕 に子供の私は抵抗できませんでした。 その時は「口惜しかった!」の思いです。こちらが絶対に正しいのに、相手は大人こちらは子供だから、口惜しいけど抵抗が出来ません。
ところでいかりじろうも人並みに歳を取って、自らの子供に対する対応を反省した時、どうであったのか?。 幸いにも(?)肩を叩いて貰ったことはありませんが!。