誕生日

当たり前と言うべきか、当然と言うべきか、誕生日は誰にでもあります。一年 は365日ありますから、どの辺りの誕生日になるかは多くの方にとっては平均的と言うか平等な感じだろうと思います。しかし、中には当たり前、当然と思っているのに運悪く!(もしかしたら運よく!)平均的でない方がいます。

 

今年は閏(うるう)年です。今年の2月29日に生まれる方は大変です。何が大変って?!誕生日が4年に一度しかないからです。「年を取るのが1/4 になるのでいつまでも若くていいじゃないの!」と言う意見がありそうですが、時間の経過は誰でも平等なので、年齢の経過は同じで、そして、2月29日生まれの方だけが、誕生日が4年に1度になります。歳は同じように取るのに誕生日は4年に1度しかない。これは損なのか?得なのか? 多分若い時は誕生日が少ない分、損した気分になるだろうと思います。誕生祝いなどで差をつけられたり、からかわれたりと言うことがあるかも知れません。

 

これは運が良いのでしょうか?それとも運が悪いのでしょうか? 勿論、そんなことは考え方、そして生き方の問題ですが。
普段1年は365日ですが、閏年では2月が28日ではなく29日まであり、1年が366日あります。我々が使っている太陽暦は、太陽との自転速度の調整で4年に1度「2月29日の1日」だけ調整されています。閏年の時は夏季オリンピックが開催されるので、オリンピックの年と覚えておけば簡単です。一方、間年ではない年は「平年」と呼び、2月29日は「閏日(うるうび)」と呼びます。

 

さて、閏年にこだわってしまいましたが、その他の面白い(?)誕生日では4月1日、があります。昔は(戦前?)誕生日を申し立てで適当に申告出来たので、3月末頃の誕生日の場合など、前年の4月生まれと比較、1年近い開きがあるため、子供の負担を考慮して、4月生まれに届ける方もいたようです。.. ところが4月なら大丈夫だと信じて、4月1日生まれで届けると、何故か前年度の3月31日生まれ(早生まれ)の扱いになり、せっかくの親の配慮も無駄になります。これは「年齢計算ニ関スル法律」と「民法第143条」の規定によるためで「誕生日の前日が終了するとき(深夜 12 時)に年をひとつとる(=満 年齢に達する)」に秘密があります。現在は正確な出生記録に基づいていま すので、そんなことは最早ありませんが。甲子園そして、プロ野球で活躍した 桑田投手は、まさにズバリ、4月1日生まれで清原と同学年でしたが、もし4月2日に生まれていたとしたら、桑田投手曰く「あんな凄い先輩がいたら、野球をやめていたかも知れない」そうです。いずれにしても1年に一度(2月29日の方は4年に1度)だけの誕生日です。しっかり楽しんで過ごしましょう。