目薬と一味唐辛子

いかりじろうは整理整頓が苦手です。整理整頓の上手な方を見るとうらやましくなります。整理整頓が下手なのは、本人の心がけが悪いのか、本人の元々の性格なのか、育った環境の影響なのかはわかりませんが・・。例えば自分のテーブルを見ると、テーブルの上の物がどんどん増えます。メモ、書類、郵便物等々。テーブルの上に事務用の厚紙の箱を置きますが、それもやがて満杯になり、箱の底の方は何が入っているのか、分からなくなります。たまに来客の時は、どこかへ一時的に移します。いかりじろうが現実に整理整頓が上手く出来ないのは事実です。 

 

近頃は「断捨離」などと言う新造語(?)も出てきて、整理整頓の究極の姿が探求されているようです。聞くところによると「断捨離」はヨガの断行、捨行、離行から来ているとのこと、そうなると整理整頓は生き方の問題かなと益々遠い実現不可能なことのように感じてしまいます。 生き方の問題となると、右往左往で人生を生きてきたいかりじろうには余り整理整頓の希望はないのかも知れません(涙)机の上のごちゃごちゃの究極の姿が、「目薬の隣に一味唐辛子」です。「目薬と一味唐辛子」は誰が見ても無秩序、つまりごちゃごちゃの典型です。そこで、何か今までの経験で役に立ちそうなことはないかな?と考えたところ「そうじ資本主義」と言う本を思い出しました。この本は会社での掃除、特にトイレ掃除などを通して、経営の在り方を説いた本です。 

 

久しぶりに、そうじ資本主義を読み返して、感じたことはヨガの断行、捨行、離行に劣らず、奥が深くて、なまやさしい覚悟では実行は出来そうにありません。各章ごとにタイトルがありますが、就中「凡事徹底」と言う言葉は心に応えました。初心(?)に帰り、些細なこともおろそかにせず、整理整頓に頑張りたいと思います。取り敢えず現在の机の上は、そうじ資本主義の本が増えています(笑) 

  

名月を知らす子の手の大き円    松井洋子 

 

名月に驚く子供の表情が見えるようです。