酒の海外人気

酒(日本酒)の国内消費量は、ピーク時(昭和48年)の半分以下に減少し、近年は微減状態続いていますが、一方、海外での酒(日本酒)人気は着実に上がっている

 

昨年は金額で200億を超え、10年前の3倍だそうです。酒飲みを自称するいかりじろうとしては嬉しい限りです。いかりじろう自身は初めの頃は、ビールと安物ウィスキー一辺倒で日本酒は殆ど飲みませんでした。しかし、歳とともに日本酒を飲む機会も増え、旨さも分かるようになり、好きな銘柄もできて、辛口だ、甘口だと一人前の口を利くようにもなりました。酒(日本酒)を初めて飲んだ外国人が「これは旨い!」と気に入ってしまうことはよくあるようです。

 

それだけ酒は世界共通の旨さを持っているということだろうと思います。 アメリカニューヨークなどでは、多くの種類の日本酒が飲める酒場もあり、大いに繁盛している様子がテレビで勢道されています。いかりじろうは飲む方が専門(?)ですので、酒を造る方は分かりませんが、新酒が市場に出回るのも毎年のたのしみです。

 

酒米を、春に植え付けして、秋に収穫、そして仕込み、冬から翌年の春にかけて新酒が市場に出回ります。酒には税法上の酒造年度と言う制度があり、7月1日から 翌年6月30日までが酒造年度で、この年度内に作られ、出荷された日本酒が「新酒」となるそうです。このため各酒造メーカーはこの酒造年度を製造計画の区切りとしています。

 

一般的に「新酒」は、その年の秋に収穫された新米で仕込んだ「新米新酒」、冬の寒い中で仕込んだ「寒造り新酒」と呼ばれるものが多く、冬から春にかけて出荷されます。

 

ウイスキーやワインのように、仕込んで何年も経過した古い酒が値打ちが出るの も、面白いというか楽しみですが、毎年仕込んだ新酒を頂く事ができるのも、素晴らしい楽しみです。この時期(冬から春)はちょうど新酒が出回る時期です。 フランスのシャンパン業界の巨匠が日本酒の旨さに感心して、日本で造り酒屋を始めるという話もあり、日本酒の旨さは今や世界に広がろうとしているようです。アメリカでは酒米の栽培もおこなわれているそうです。フランスでは食材の一つとして米の栽培が行われており、その米で日本酒を作る計画も進んでいるようです。飲むだけでなく、作る方も世界に広がろうとしています。

 

このフランス産の日本酒は旨い!」と言うような時代がそんなに遠くない時期に来そうです。今年も新酒を大いに楽しみましょう。