佐藤B作

以前から、佐藤B作と言う俳優が、と言うより「左藤B作」と言う芸名が気になっていました。何故A作やC作でなくて「B作」なのか。

 

A(栄)作では元総理大臣でノーベル平和賞受賞の佐藤栄作氏に余りに恐れ多かったのか? Aの次はBと言う順番なのか。ネットで調べてみると、やはり沖縄返還に絡んでノーベル平和賞を受賞した元総理大臣、佐藤栄作にちなんでの命名だそうです。その件を読むと、佐藤B作の本名「佐藤俊夫」は父親が「砂糖と塩」とかけた洒落で命名したそうです。なかなか洒落たというか面白い感覚のお父さんのようです。問題の芸名「B作」は、ノーベル平和賞を受賞した佐藤栄作元首相にちなんで「(栄) A作に対抗してB作とした」とあります。1995年にアフリカのガンビア共和国からノーベル平和賞の受賞者と して佐藤栄作の切手が発行されましたが、何故か誤って「Bisaku Sato」と表記されていたそうです。いかりじろうの勝手な想像ですが、はるかに離れた西アフリカのガンビア、日本の情報も少ないとすれば、もしかしたら、この表記の間違いは、佐藤 B作の芸名が多響しているのかも知れません。もしそうなら、B作、恐るべし!

 

本名の佐藤俊夫(砂糖と塩)から始まって佐藤B作氏は、ユニークな芸名の運命にあるのかも知れません。漫才ならA作B作のコンビ、三人コンビならA作B作C作など考えられますが、A(栄)作に対してB作としたところが、値打ちかも知れません。一人の俳優の看板としてB作と名前を付けるのは大いなる決断であったのではないかと思われます。その B作氏は皆さまご存知の通り、俳優として立派に成功されています。

 

さて、我々一般人でも、名前(本名)がいわゆるキラキラネームや社会常識からおかしい名前で悩んでいる方、中には、親から、ひどい名前をつけられて悩んでいる方もいるようです。親の問題はこの際一先ず置いて、条件が整えば改名(通称でなく本名)が可能です。本名でも芸名でも「名は体を表す」と言われるほど、大切なものです。立派な名前を自分のものにして大いに人生を 楽しみましょう。